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管理栄養士の健康コラム

vol151

【管理栄養士の健康コラム】Vol.151

食物アレルギー

食物アレルギーとは、本来栄養となるはずの食べ物を体が受け付けず、かゆみやじんましんなどの不快な症状が体に起こることです。

私自身、食物アレルギーはないのですが、我が子には食物アレルギーがあります。
残念なことに、食物アレルギーの有症率は増加傾向にあります。

幼児期までに発症した食物アレルギーは治る例が多いです。
うちの長男は0歳の時アトピー性皮膚炎と診断され、血液検査をしたところ、卵アレルギーという結果でした。
1歳になるまでは卵を除去し、それ以降は火を通した卵を少しずつ食べることができ、幼稚園に行く頃は卵を問題なく食べられるようになりました。
赤ちゃんの時の食物アレルギーは、うちの子のように治る例が多いというわけです。

しかしながら、学童期以降に発症したアレルギーは、治る例はあまりないです。
またまた、うちの子の例ですが、長女は、小学生4年生の時に花粉症と診断を受けました。
そして花粉症と合併する口腔アレルギーになりました。
口腔アレルギーは、特定の果物や野菜を生で食べると口の中がかゆくなるアレルギーです。
果物は大好きだったのですが、今はキウイや桃を生で食べると、口の中や喉に不快感が出てきます。
加熱したジャムや加熱殺菌したジュースなどは大丈夫なのですが。
しかも、治る例はあまりないとのことで、残念です。

食物アレルギーの治療は、あくまで「食べられるようになること」です。
治る可能性があるものは、治ってほしいですよね。
しかしながら、特定の食べ物でアレルギーがあると、不安になり、必要以上に除去をしてしまいがちです
小麦アレルギーの人が、小麦の入ったもの全てを除去しなければいけないわけではありません。醤油にも小麦が入っていますが、除去は不要、麦茶はほぼ除去不要の可能性が高いです。
イクラアレルギーでも、全ての魚卵(タラコ、カズノコなど)を除去しなければいけないわけでもないですし、クルミがダメでも、アーモンドは大丈夫だったりします。
人によって、食べられる食べられないかは、違ってきます。
専門の医師の指導のもと、しっかり整理しましょう。
不必要に除去をしないようにしてくださいね。
特に子どもは、しっかり栄養を摂らなければいけません。
ただし、除去の指示があるものは除去し、自己判断で食べないようにしましょう。
アレルギーと付き合っていくのは大変です。
自分のことならまだしも、子どものこととなると、家族や先生も大変ですよね。
できる範囲で負担にならないよう、食生活に気をつけるようにしてくださいね。

参考文献:
 「食物アレルギーのすべてがわかる本」 海老澤元宏監修 講談社


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