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管理栄養士の健康コラム

vol143

【管理栄養士の健康コラム】Vol.143

目の疲労回復

スマホ、パソコン、携帯ゲーム・・・現代において目が疲れない日なんてないという気がします。
子どもの近視は増加しました。
近視は成長期に進むとされていましたが、大人になってからも近視が進む人が増えています。
それはやはり、現代の生活環境が一つの大きな要因ではないでしょうか。
今回は、現代社会を生きる人たちの目を少しでもいたわりたいということで、目の疲労回復が期待できる栄養についてお話ししますね。

目が疲れると、ドライアイ、近視、老眼、白内障などのリスクが高まります。
ですので、目の疲れを緩和させることが大切です。
私がお勧めする栄養素は、4つあります。
ビタミンA、アントシアニン、タウリン、たんぱく質です。

ビタミンAは目のビタミンともいわれ、目の粘膜を潤し、網膜を健康に保ちます。
レバーに豊富に含まれています。
また、青菜、人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜にも含まれています。

アントシアニンはブルーベリー、いちご、黒豆などに
タウリンはタコ、イカ、貝類などに
含まれており、目の健康に役立ちます。

たんぱく質は、眼球の粘膜の材料となります。
目だけではなく、体を作る材料となりますので、日頃からお魚やお肉を適量食べるとよいですね。

目のためにといって、レバーを毎日食べ続けることや、お肉を過剰に食べるのは、逆に体のためにはよくありません。
レバーはたまに取り入れるなどし、お肉は適量、そして緑黄色野菜をしっかり食べるようにしましょう。
バランスの良い食事と、生活リズムをととのえることが、目の健康、そして体の健康につながります。

睡眠時に消灯して眠る人の方が、近視が少ないというデータがあるそうです。
電気をつけっぱなしで眠るなど、夜型の生活をしている人には近視が多いということですね。
それはつまり、朝、太陽の光を浴び目覚め、夜は暗くして眠るという生活リズムがととのっているということであり、それが目の健康にもつながるのだと思います。
また、別のデータでは、外で遊ぶ子の方が、そうでない子に比べ近視が少ないそうです。
大人も、ウォーキングをしたりするなど、外で適度な運動をすることは、目の健康にもつながります。
ただし、これからの季節は紫外線対策も必要ですね。

スマホ、パソコン、携帯ゲーム、読書など、長時間近くを見ることで近視が進みます。
特にゲームは30分くらいでは終わらないことが多いですよね。
できるだけ、目との距離を離すようにして、ゲームなり、読書なりしてくださいね。
また、途中、遠くを見るなどして目を休めましょう。
近頃、私はゲームやパソコンで作業をすると、目が乾き、かすみます。
残念ながら、目も体も加齢で弱るものです。
若い頃よりも、気をつける必要がありますね。

あまり、目を疲れさせないように、大人も子どもも、生活リズムをととのえ、目の疲れを緩和させる栄養を十分に摂っていただけるとよいですね。

参考文献:
 「あなたのこども、そのままだと近視になります。」 坪田一男著 ディスカヴァー携書
 「あたらしい栄養学」 吉田企世子・松田早苗監修 高橋書店


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