管理栄養士の健康コラム

vol33

【管理栄養士の健康コラム】Vol.33

ビタミンEのお話

みなさん、こんにちは。
10月は、よく運動会が行われていて小学校から子供たちの元気な声が聞こえてきますね。
お母さん方も頑張ってお弁当作りをする時期だと思います。
さて、今回は脂溶性ビタミンの1つ、ビタミンEのお話。

ビタミンEは抗酸化作用を持っていて、老化防止や生活習慣病の予防が期待されています。
抗酸化作用って聞いたことはあるけど何だろう?と思われる方もいると思います。
酸化するというのは簡単にいうと物がさびたり、腐ったりすることをいいます。
人の体内でいえば細胞が傷ついたり老化したりすることをいいます。
添加物の多い食品や、喫煙、ストレス、紫外線、大気汚染などが酸化に関わっています。
酸化によってできた過酸化脂質が体内で増えると細胞を壊したり、
異常細胞ができたりして細胞の死を早め、老化が進んだり、ガンや糖尿病、アルツハイマーなどの原因になってしまいます。
また、動脈硬化も血液中のLDLコレステロールが酸化することで促進されます。

上記のことを防ぐのにビタミンEなどの抗酸化物質が働きます。
ビタミンEが不足すると老化や生活習慣病などの他にも溶血性貧血の原因、女性では不妊や流産の原因の1つとしても考えられています。

摂り過ぎによっておこる過剰症はあまりみられませんが、サプリメントなど摂り過ぎると出血の危険性があります。
またワーファリンなど抗凝固薬を服用しているかたは注意が必要です。
ビタミンEはひまわり油、サフラワー油などの植物油、アーモンド、落花生などの種実類、うなぎや卵、かぼちゃやビーマンなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

油は劣化するので新しいものを使ってくださいね。
抗酸化作用はビタミンCなどと関連するので他のビタミンとも一緒に摂りましょう!


■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■

かぼちゃとアボガドのサラダクルミ入り♪
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