【管理栄養士の健康コラム】Vol.15 おせち料理について |
みなさん、こんにちは。
クリスマスが終わり、いよいよ年越し。
お正月の準備が始まりますね。
最近ではおいしそうなおせちがデパ地下などにたくさん並んでいて、色々食べてみたくなりますよね。
皆さんのご家庭ではおせち料理を作りますか?
さて、今回はおせちについて書きたいと思います。
御節料理と書き、一年の節日のうち一番大切なお正月に食べるので
正月料理を意味するものになったそうです。
昔は大晦日から元旦にかけて食べていたそうですが、現在ではお正月に食べる地域がほとんどですね。
また、お正月の保存食として、保存のきくしっかりとした味つけのものが多いです。
お重にいれるのは、良いことが重なりますようにという願いがあり、それぞれのお料理にも意味があります。
一部ですがおせち料理にどんな意味があるかご紹介しますね。
【黒豆】
黒くなるまで1年中マメに働けますようにと、長寿と健康の願いを込めて。
【数の子】
たくさんの卵を持つので、子孫繁栄の願いを込めて。
【田作り(関東)】
昔はイワシが田んぼの肥料であり、ゴマメは五万米と書くことから五穀豊穣の願いを込めて。
【たたきごぼう(関西)】
地に根をはるごぼうで瑞鳥を表し、豊作の願いを込めて。
【紅白蒲鉾】
初日の出に似ていて、紅白がおめでたいことから使われる。
【伊達巻】
伊達には華やかという意味があり、巻物に似た形から文化・教養・学問の向上などの願いを込めて。
【栗きんとん】
金運を願って。
【昆布巻き】
喜ぶの語呂とかけて。子孫繁栄や文化・教養・学問の向上の意味もある。
【紅白なます】
お祝いの水引をかたどったもの。
【海老の焼き物】
ヒゲが長く腰が曲がった海老は長寿を表し、脱皮をすることから出世の願いもある。
【里芋の煮物】
子芋がつくことから子宝を祈願した。
【れんこん】
穴があいたれんこんは将来を見通せるようにとの意味がある。
【くわい】
大きな芽がでるので出世を祈り、一年を快く過ごす意味もある。
【ブリ】
出生魚にあやかり出世の願いを込めて。
【鯛】
めでたいの語呂合わせ。
それぞれの料理の意味を知っていると、おせちを作るときや食べるときに楽しくなりますね。
他にも色々意味があるのでよかったら皆さんも調べてみて下さいね!
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おうちでおせち 栗きんとん