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糖尿病の方のための食事術

糖尿病の食事療法というと、「これを食べてはいけない」とか「これを食べないといけない」など特別なものと思うかもしれませんが、基本を守れば食べていけないものは原則としてありません。糖尿病食は健康食といわれるように、糖尿病の方に特別なものではなく糖尿病を持たない方にもお勧めできる食事なのです。今回は、糖尿病の方のための食事療法の秘訣をご紹介します。



基本は摂取カロリー適正化と栄養バランスだが・・

食事療法の基本は、摂取カロリーを適正にすることと栄養のバランスをとることです。例えば40歳の男性、身長170cm、会社事務員なら一日1,800~2,000kaclを栄養素の偏りが無いように3食に分けて食べるといった具合です。しかし、糖尿病の治療の目的である合併症を防ぐには、食前の血糖のみでなく食後の急激な血糖の上昇にも気をつける必要があるので、もう一工夫が必要です。すなわち食べ物の種類とともに食べる順番やよくかんで食べるなどの食べ方も大切です。



糖尿病合併症の原因はAGEs

糖尿病は血管や骨の老化を引き起こし、脳卒中、心臓病、腎臓病、網膜症、白内障、骨粗しょう症など様々な合併症の原因となります。さらには認知症(アルツハイマー病)や癌も糖尿病に多いことがわかっています。これら合併症の原因の一つは、体の組織をつくるたんぱく質に糖が結合(「糖化」と呼ばれる反応)してできるAGEs(終末糖化産物)であると考えられています(図1)。このAGEsが血管、腎臓、神経、水晶体、骨など全身に溜まることで合併症が起こるのです。したがって合併症を予防するためには、AGEsの蓄積を防ぐことが大事なのです。


AGEsはこうしてできる



AGEsを溜めないために、野菜から食べる、加工食品を減らす

AGEsは二つの経路で体内に溜まります。一つは糖尿病で高血糖が続き体内でAGEsが作られる経路です。もう一つはAGEsを多く含んだ食品から直接摂取する経路です。ゆえにAGEsの蓄積を防ぐためには、血糖値を上げにくい食事をすることが大切です。さらには体の中にあるAGEsの半分が食べ物由来といわれていますので、AGEsを多く含む食品に気をつけることが大事です。
なんだか難しそうですが要は、野菜を先に食べ、次に肉や魚のおかず、最後にご飯を食べるようにします。こうすると野菜に含まれる食物繊維が、糖の吸収を遅らせて、血糖値の上昇が緩やかになります。さらに食物繊維はAGEsの腸からの吸収も防ぐ作用もあります。 また、AGEsは高温で長時間調理したスナック菓子やフランクフルトのような加熱した肉加工品などにたくさん含まれることが分かっています。加工食品はなるべく減らして、家庭で新鮮な食材を調理して食べることがAGEsの蓄積を減らすことになるのです(図2)。


図2.糖尿病ではAEGsが全身に溜まり合併症が起こるAGEの蓄積を防ぐことが大切



いかがでしょうか。これなら簡単にできそうですね。糖尿病の食事療法は何よりも継続することが大事です。
美味しいレシピで食事療法を楽しみながら行いましょう。これが長続きする秘訣です。




すみれ病院 副院長
日本糖尿病学会専門医・指導医
小西俊彰



すみれ病院ホームページ
http://www.sumire-hosp.com/dm/

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