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管理栄養士の健康コラム

vol220

【管理栄養士の健康コラム】Vol.220

旬の野菜「ピーマン」とビタミンC

今回のコラムは夏野菜の「ピーマン」についてです。
子どもの頃、嫌いだった野菜の1つという人も多いかもしれませんね。
現在のピーマンは品種改良が進み、特有の青臭さが減っているため食べやすくなっています。
ピーマンを食べられる子どもが増えているといいですね。
そんなピーマンについて、少し詳しくなってみましょう。

ピーマンは、とうがらしを改良して辛味を除いた品種です。
一般的な青ピーマンは、未熟な緑色の実を収穫したものです。
完熟すると、赤ピーマンとして収穫されます。
ですので、完熟した赤ピーマンの方が、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、カリウムなど、青ピーマンよりも栄養価が高いです。

抗酸化力が強いビタミンを豊富に含んでいるため、疲労回復、体力回復の効果が期待できます。
また、カプサイシンを含み、新陳代謝を高め、夏バテ防止も期待できます。
夏にぜひ食べてほしい野菜ですね。

購入する際は、ヘタの部分をチェックしてくださいね。
ピーマンはヘタから傷んでくるので、ヘタが新鮮なものを選びましょう。
また、表面につやがあり、しわがないものがおいしいですよ。

ちなみに、赤ピーマンとよく似ている赤パプリカは、ピーマンと同じようにとうがらしを改良した野菜です。
甘みを持たせて生食できるように改良されました。

では、ピーマン、特に赤ピーマンに豊富に含まれている「ビタミンC」はどのような栄養素なのかも知っておきましょう。

ビタミンCは、強い抗酸化作用があり、コラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。
また、鉄の吸収促進にも役立ちますので、鉄を豊富に含む食品と一緒に食べると、貧血予防が期待できます。
美肌効果もありますので、女性にはもってこいの栄養素ですね。

喫煙する人や飲酒する人、ストレスがある人は、ビタミンCの欠乏に気をつけなければいけません。
ですので、積極的にビタミンCを摂ってくださいね。

ピーマン以外にビタミンCを豊富に含んでいる食べ物は、
ブロッコリー、カブの葉、ニガウリ、じゃがいも
レモン、キウイフルーツ、いちご、オレンジ
野菜や芋類、果物
などです。

まだまだ暑い日が続きますが、
ピーマンを食べて、ビタミンCもしっかり摂って、残暑を乗り越えましょう。


参考文献:春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行












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