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管理栄養士の健康コラム

vol186

【管理栄養士の健康コラム】Vol.186

脂質は最大のエネルギー源

今回は3大栄養素のひとつ「脂質」についてです。
脂質は摂りすぎると、肥満やメタボになってしまうといったイメージがありますよね。
実際、摂りすぎはよくありませんが、脂質も大切な栄養素です。
まずは脂質の働きについて知ることから始めましょう。

脂質の働きは、エネルギー源になることです。
エネルギー源になるということは、炭水化物やたんぱく質と同様、人間が生きていく上で欠かせない栄養素です。
しかも、脂質は効率の良いエネルギー源です。
体内で1gあたり9kcalのエネルギーを生成するのですが、これはたんぱく質の2倍以上のエネルギー量となります。
使われなかった分は、皮下脂肪などに蓄えられます。そして、体温維持や内臓を守るクッションとして働きます。
つまり、脂質を摂りすぎると、どんどん、どんどん、皮下脂肪などに蓄えられていくので、肥満やお腹ぽっこりにつながってしまうというわけです。
皆さん、脂質は適量摂って、ほどよく皮下脂肪をまとってくださいね。

その他の働きは、細胞膜を作ることです。また、ホルモンや神経組織なども作ります。これらの働きは、健康維持に欠かせません。
もし、不足すると、子供の成長に支障をきたしたり、肌トラブルにつながる恐れが出てきます。

脂質が豊富に含まれている食べ物は、肉、魚、卵、大豆、油、ナッツ類、乳製品などです。
逆に言うと、これらの食べ物を控えれば、脂質の摂りすぎを防げます。
もし、健康診断で脂質異常がある場合は、これらの食べ物を摂りすぎている可能性がありますので注意してくださいね。
また青魚に含まれる脂肪酸は、LDLコレステロールを下げる作用があります。
なので、LDLコレステロールが高い人は、サンマ・イワシ・サバ・ブリなどの青魚を積極的に食べてくださいね。
若い世代ほど、魚より肉を食べることが多くなっています。魚と肉は1:1くらいで食べることが望ましいので、バランス良く脂質を摂取するよう心がけましょう。

どのような食べ物も、食べすぎるとバランスが崩れてしまいます。適量を心がけ、健康を維持していただけるとよいですね。
脂質は悪者ではありません。
生きていく上では欠かせない大切な栄養素ということ念頭に置き、どの世代も、おいしく、楽しく、元気に食生活を送ってくださいね。

参考文献:正しく知れば体が変わる!栄養素の摂り方便利帳 中村丁次監修 PHP
子どもに効く栄養学 中村丁次監修 日本文芸社



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