管理栄養士の健康コラム

vol25

【管理栄養士の健康コラム】Vol.25

ビタミンCについて

みなさんこんにちは。

とうとう梅雨に入ったようですね。
ジメジメとして気温も高くなり、食欲も落ちがちですが、しっかりと食べて夏に備えましょう。

さて、今回はビタミンCについてお話します。

ビタミンCは紫外線を浴びた時にメラニン色素の沈着、いわゆるシミを防いだり、酸化を防ぐので老化や動脈硬化の予防をし、さびない体作りにはかかせません。
タバコを吸う人やストレスの多い方にも積極的に摂っていただきたい栄養素です。
他にも鉄を吸収しやすくするので、貧血防止にも一役かっています。

ビタミンCの体内での働きとしてはコラーゲンというたんぱく質を作る働きをします。
コラーゲンはよく美肌などで聞かれると思います。
コラーゲンは細胞と細胞の間をつないで血管や筋肉、皮膚などを丈夫にする働きをするので美肌にかかせない栄養素なんですね。

ビタミンCは摂りすぎても尿などから排出されるので普通の食生活では過剰症はあまりみられませんが、
サプリメントなどで摂取しすぎると下痢などをおこす方がいます。
また日本人ではあまりみられませんが、不足すると壊血病という出血が止まらない病気になります。
壊血病は昔の大航海時代に新鮮な野菜や果物が摂れず船乗り達がかかっていた病気です。
懐血病までいかなくても、不足しがちになると歯茎から出血がしやすくなったりという症状がでます。

含まれる食材としては柑橘類やいちご、柿やキウイフルーツ。
ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、夏季が旬のゴーヤなどに多くふくまれています。

ビタミンCは水溶性のビタミンで、水に溶けやすく熱に弱い性質があるので生の野菜や果物などから摂ることをおすすめします。
生野菜も新鮮なものを食べ、洗いすぎ、さらしすぎ、加熱しすぎには気をつけましょう。
じゃがいもは加熱してもビタミンCが壊れにくいですよ。

それではまた次号でお会いしましょう♪


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